【重 要】 2025年 2月 6日
シャープ健康保険組合
「健康保険料率の改定」および「給付制度等の一部見直し」について
現在、シャープ健康保険組合は、さまざまな要因(国への納付金(高齢者医療制度
への拠出金)や医療費負担の増加など)により、2024年度まで4年連続で赤字決算
見込みという極めて厳しい財政状況にあります。
このまま現行の健康保険料率(9.2%)と給付制度等を継続した場合、積立金が法定
基準を下回り、健保組合としての運営維持ができなくなるリスクが生じます。
このような状況の中で、給付金申請の審査強化や健康増進事業など、さまざまな収支
改善施策に取り組んでおりますが、併せて、抜本的な改善対策を講じるため、
時間を掛けて会社・労働組合・当健保組合の三者で議論を重ねた結果、
2025年度より以下の内容で「健康保険料率の改定」と「給付制度等の一部見直し」を
行うこととなりましたのでご連絡いたします。
(臨時の健保・組合会(2025/1/16開催)にて承認決議)
被保険者の皆様には、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、当健保組合の財政状況詳細につきましては、別紙「シャープ健康保険組合の
運営状況とご協力依頼」をご一読いただきますよう併せてお願い申し上げます。
記
改定内容
① 健康保険料率の改定
[ 現 状 ] 9.2% (うち (一般被保険者)本人負担率3.677% )
[ 改定後 ] 10.5% (うち (一般被保険者)本人負担率4.200% )
改定時期: 2025年4月給与控除分(従業員の場合)
4月納付分(任継・特退の場合)
② 給付制度等の一部見直し
(1) 傷病手当金付加金(標準日額×約18%): 廃止
(2) 延長傷病手当金付加金(標準日額×85%): 標準日額×約67%に改定
(3) 当健保組合が独自に実施している付加給付(一部負担還元金、
家族療養費付加金、合算高額療養費付加金)を減額。
現在、1件あたり25,000円を超えた医療費について給付を行っている
ところを35,000円に変更します。(実質10,000円の自己負担増額)
(4) 特例退職被保険者制度(特退): 新規加入申請の停止
改定時期: 2025年10月1日より
以上