WEB検認システムQ&A「従業員」

１．検認の制度について

Ｑ１：妻は健康保険組合の被扶養者としてすでに認定済みですが、なぜ毎年、被扶養者の調査が必要なのですか？

健康保険組合が認定した被扶養者と被保険者の関係は、時間の経過とともに変動することがあります。健康保険の認定基準を満たしているかを確認し、被扶養者の適正化の観点から、現在の収入状況等を毎年確認しております。厚生労働省からも毎年実施するよう指導されています。(証明書類取得にかかる費用や交通費は、全額自己負担となります。)

「扶養家族から削除される事例」

●子どもが卒業し、就職先の健康保険組合に加入した
●アルバイト・パート収入等が認定基準額を超過した
●年金収入等の合計が認定基準額を超過した
●確定申告した結果、事業・不動産収入が認定基準額を超過した
●最近、母親（父親）が亡くなった　等

２．検認の対象年齢について

Ｑ２：被扶養者の審査対象の年齢は何歳からですか？

本年４月１日時点で１９歳以上の方を対象としています（１９歳未満の被扶養者、今年１月１日以降に認定された扶養家族は調査対象から除く）

●従業員の方
１９歳以上の被扶養者全員

※所得税法上の配偶者控除の収入基準が変更となったため、2018年から該当年齢の家族は全員対象となります。

３．収入基準について

Ｑ３－１：収入基準とは

①および②の条件を満たしていることが条件です

①金額

被扶養者の年齢など	年間収入（交通費含む）
６０歳未満の場合	１３０万円未満
６０歳以上の場合	１８０万円未満
障害年金を受給している場合	１８０万円未満

②被保険者との生計時関係

被保険者と扶養家族が 同一世帯の場合	扶養家族の年収が被保険者の年収の１／２未満であること
被保険者と扶養家族が 別世帯の場合	扶養家族の年収が被保険者の年収の１／２未満であること かつ、被保険者からの仕送り額未満であること

③自営業者の場合

税法上の所得額ではなく、各所得の計算上の収入額が、基準を満たしていることが必要です。
なお、一部必要経費として認められる項目もありますので、詳細は健保組合へ確認してください。

• お問い合わせ先

Ｑ３ー２：交通費（通勤手当）も収入に含まれるんですか？税法上では一定金額まで非課税のはずですが・・・

はい、含みます。健康保険の扶養家族の収入は、課税・非課税に関わらずすべての収入が対象となります。

Ｑ３ー３：無収入の妻で、これまでと状況が変わらないのに、今年調査が行われる理由を教えてください。

２０１７年度まで、所得税法の配偶者控除対象の妻は、調査を行っておりませんでしたが、
２０１８年１月から配偶者控除を受ける年収条件が改正されましたので、調査を行うことになりました。下表をご参照ください。

	所得税法 配偶者控除の年収条件	比較	健康保険法 扶養家族の年収条件
２０１７年１２月まで	１０３万円未満	＜	１３０万円未満
２０１８年　１月から	１５０万円未満	＞	１３０万円未満

　　
　　上記の通り２０１８年１月からは、配偶者控除を受けられる年収（１５０万円未満）であっても、健康保険の
　　扶養家族の年収条件（１３０万円未満）を満たしているかどうか確認できなくなったため、調査を行うことに
　　なりました。

４．入力・出力　方法について

Ｑ４−１：「ＷＥＢ検認」の入口がわかりません。どこから入るのでしょうか？

イントラネット「クイックリンク」下段にある「ＷＥＢ検認　シャープ健康保険組合」のバナーから入ることができます。
バナーが表示されていない場合は、画面更新（Ｆ５キーをクリック）するとバナーが出現します。

Ｑ４−２：「個人情報の取り扱いに関して」の不同意を選択すれば、調査内容の回答をしなくてもいいのでしょうか？

不同意を選択された場合は、健保組合から「書面の調査書用紙」を社内便でお送りしますので、書面の調査用紙に回答のうえ、必要書類を添えて提出してください。

Ｑ４−３：調査対象者は学生ですが、回答票を出力しなくていいのですか

提出書類の必要はありません。アンケートに順次回答して完了となれば、調査は終了となります。

Ｑ４−４：対象者が3人いて、うち1人の収入について確認が取れないため、1人分だけ、後日入力しようと思います。途中まで入力して保存しておくことは可能ですか？

ＷＥＢ入力可能期間は、保存しておくことは可能です。ＷＥＢ入力可能期間を過ぎると、WEBシステムへアクセスできなくなりますので、回答を忘れないようにしてください。

Ｑ４−５：入力中に電話が入り中断しました。最初から回答入力しないといけないのでしょうか？

３０分経過しますと、個人情報保護の観点から自動的にログアウトする仕組みにしています。
再度、WEB検認システムのバナー（イントラネット「クイックリンク」の下段にあり）から入ってください。入力された項目は保存されていますので、確認の上再入力してください。

Ｑ４−６：提出書類をＷＥＢ画面からＰＤＦで送りたいので教えてください。

調査内容入力終了後、操作方法が表示されますので手順通りすすめてください。

Ｑ４−７：入力した内容を確認するにはどうすればよいですか？

アンケートの最終画面で入力した内容を確認することができます。回答完了した後でも、ＷＥＢシステム公開中（予定８月31日まで）は確認することができます。

Ｑ４−８：調査内容の回答入力を完了しましたが、印刷した回答票を見て入力内容に誤りがあることに気が付きました。訂正したい場合はどうすればよいでしょうか。

入力に誤りがあった場合、WEB入力可能期間中は、何回でも修正が可能ですので訂正入力してください。
万一、WEB入力可能期間終了後に誤りに気付いた場合は、印刷した「回答票」に家族状況を記入して、提出書類も訂正して提出してください。

Ｑ４−９：WEB検認システムの入力期間中に回答することができませんでした。どうしたらいいですか？

WEBシステムに回答されていない方には、当健保組合から、所属宛に「書面の調査書用紙」をお送りしますので、至急、提出してください。提出がないと、調査家族は扶養家族から外れることになり、健康保険証が使用できなくなります。
※お問い合わせ先

Ｑ４−１０：海外勤務しているのですが、調査家族（学生以外）は日本にいます。回答票を郵送してもらえるのですか？

調査対象者が学生以外の場合は、住所等をＷＥＢシステム上で入力いただくことになります。
その住所地へ「書面の調査書用紙」を郵送しますので、ご家族から提出いただくようにお願いしています。

＊学生の場合は、質問内容に回答入力いただくことで調査は終了です。添付資料の提出も不要です。

Ｑ４−１１：調査家族は学生で、回答を完了したが、データや回答票のボタンが有効になりません。どうしてですか？

データや回答票のボタンは、書類の提出が必要な場合に有効になります。学生等の場合は、書類の提出が不要ですので、ボタンが有効にならない仕組みとなっています。

５．扶養家族の継続と削除について

Ｑ５ー１：現在働いていて給与を受けています。金額は少ないですが健康保険証が交付されているようです。扶養削除の手続きが必要ですか？

勤務先で健康保険証が交付されている場合は、収入額にかかわらず、扶養削除の申請が必要です。提出用の回答票にシャープ健康保険証原本と勤務先の健康保険証のコピーを添えて、健保組合へ提出してください。

Ｑ５ー２：妻の前年のパート収入が収入限度額を超過したことがわかりました。どのような手続きが必要でしょうか？

WEB検認システム上で、扶養削除の理由から収入超過を選んで、扶養家族の削除の手続きを行ってください。８月１日で扶養削除となり、８月１日からシャープ健康保険証は使用できないので、注意してください。シャープ健康保険証原本と昨年の収入額がわかるもののコピー（源泉徴収票、または所得証明書）を提出用の回答票に添えて、健保組合へ提出してください。

Ｑ５ー３：子どもがアルバイト収入等がある場合はどのようにすればいいですか？

直近３カ月分の給与明細書コピーを提出して、認定基準額を超えていないことを証明してください。
もし直近３ヵ月間の平均収入が月額１０８千円以上である場合は扶養削除となりますので、提出用の調査書では扶養削除の理由「ウ」を選択して、シャープ保険証原本を添付の上健保組合へ送付ください。
今現在超えない場合でも、年間１３０万円を超えたときは、超えた月の翌月１日に扶養家族から削除となります。　

Ｑ５ー４：被扶養者が今年3月に退職したのですが、「平成29年分収入額」はどのように把握すればいいのでしょうか？

退職後、給与はなくなりましたが、雇用保険の失業給付の受給（日額３，６１２円以上）があれば、扶養削除が必要です。受給開始日から扶養削除となりますので、提出用の回答票にシャープ健康保険証原本と雇用保険受給資格者証（両面）コピーを添えて、健保組合へ提出してください。

Ｑ５ー５：今年4月にアルバイトを始めたのですが、「本年度の収入見込額」は、どのように把握すればいいのでしょうか？

直近３カ月の収入が月額１０８千円以上継続した場合は、９月１日が削除となります。提出用の回答票にシャープ健康保険証原本と給与明細書コピーを添えて、健保組合へ提出してください。
超えていない場合は、勤務開始から１２カ月間のうちに１３０万円を超えた月の翌月１日が扶養削除日となります。

Ｑ５−６：母が65歳になり年金を受け始めました。その他に収入はありませんが、「今年の収入見込」はどのように考えたらよいですか？

60歳以上の扶養家族の収入基準は月額15万円ですので、年金の月額が15万円以上支払われる場合は、支払開始月の1日から扶養削除となります。今回の調査書にシャープ健康保険証原本と年金振込通知書を添えて、健保組合へ提出してください。

※年金も収入とみなしますので、「老齢・遺族・障害・共済・企業・個人年金・船員等」すべての年金の一回分の支払額×年間支払回数で把握してください。改定月の上がった月の1日から削除となります。この調査票にシャープの保険証原本を添付の上、健保組合へ送付ください。

Ｑ５ー７：両親を扶養しています。父親が収入基準額を超過していますが、父親のみ被扶養者でなくなるのでしょうか？

両親を扶養している場合は、父母の収入を合算し、両親合算の収入基準を超過している場合は、父母とも扶養削除となります。

Ｑ５−８：今回の扶養家族の現況調査の際、過去の日付に遡って被扶養者の削除手続きを行いました。これによって何か影響することはありますか？

日付を遡って扶養削除となった場合、それまで当健保組合で負担していた医療費等を返還していただきます。扶養削除となった日から国民健康保険へ加入が必要なこと、また国民年金第一号被保険者の手続きが必要ですので、調査家族のお住まいの市区町村で手続きを行ってください。手続きには、扶養削除の手続き後健保組合から交付された「脱退証明書」をご利用ください。

Ｑ５−９：毎年この時期は出勤日数が多く、直近３カ月の平均月額は１２万円でした。年収１３０万円未満であることが見込めますが、やはり扶養削除となりますか？

年間で収入基準内であることが見込める場合は、扶養継続として回答し書類を提出してください。
なお、提出頂いた書類を拝見して、状況をお伺いすることがありますので、ご協力をお願い致します。

６．提出書類について

Ｑ６−１：被扶養者の内容に変更がない場合には、どうしたらいいですか？

被扶養者の状況に変更がない場合でも、提出が必要です。
WEB検認システムで回答いただく方、書面の「状況調査書」で回答いただく方とも、それぞれの回答内容に沿った提出書類が必要ですので、ご協力をお願いいたします。

＊「所得証明書」は、お住まいの市区町村の役場の税務課の窓口で受けられます。収入がない方、確定申告をしていない方も交付されますが、市区町村によっては代わりに「課税（非課税）証明書」が交付される場合がありますので、窓口でお尋ねください。

Ｑ６−２：調査対象者の削除手続きはすでに提出済で健康保険証も返却しましたが、今回調査の対象者になっています。回答する必要がありますか？

はい、すでに手続きをされている場合は、削除の有無の回答欄で「すでに書面で扶養家族の削除手続きを行った」に該当しますので、「６」を選択し、調査はこれで終了です。

Ｑ６−３：調査期間中に退職予定です。提出する必要がありますか？

扶養状況が昨年と変わりなければ、メールで案内が届いた時点で、退職予定と返信をお願いします。なお、すでに就職などで退職日前に扶養削除となる場合は、提出してください。

Ｑ６ー４：調査家族が学生の場合は、添付資料が必要ですか？

必要ありません。　大学名・学年を入力し、現在の収入確認(アルバイト収入等)の質問に回答していただき、調査はこれで終了です。

Ｑ６ー５：回答票を提出しない場合はどうなりますか？

健康保険法施行規則第50条7項に基づき、資格の有無を確認できないため、８月１日で削除となり、シャープ健康保険証原本を返却いただきます。なお、扶養削除となった８月1日以降、健康保険証を使用した場合には、医療費等（健保負担分）を返還していただくことになります。

Ｑ６ー６：状況調査回答票（兼　削除異動届）に表示された提出書類は、すべてを提出する必要があるのですか？

はい、扶養の実態を把握するため、すべて提出していただく必要があります。

Ｑ６ー７：提出期限までに取得できない書類があります。遅れて提出していいですか？

取得できている書類だけ添えて、提出期限までに提出してください。なお、残りの書類が提出できる時期を、提出用の回答票の空白欄へ記入しておいてください。

Ｑ６ー８：確定申告書等の控えがありません。どうすればよいですか？

お手数ですが、税務署より取り寄せて提出してください。

Ｑ６ー９：提出書類はスマホ撮影して印刷したものでもいいですか？

はい、内容が確認できればそれで構いません。

７．所得証明書などについて

Ｑ７ー１：いつの証明書を提出するのですか？

前年度の証明書を入手してください。今年なら「平成３０年度（平成２９年分）証明書」です。

Ｑ７ー２：所得証明書の発行場所を教えてください。

今年の１月１日現在の住所地の市区町村役場（税務課）で入手できます。転居している方も、従前の住所地の市区町村で交付依頼してください。郵送で依頼することもできますので、該当の市区町村のホームページでご確認ください。

Ｑ７ー３：所得証明書の代わりに、源泉徴収票を提出してもいいですか？

源泉徴収票では、給与収入分しか把握できませんので、勤め先が複数ある方や事業収入がある方もあり、年間の全収入を把握するためには、所得証明書が必要となります。

Ｑ７ー４：調査家族は働いていないので収入がありません。所得証明書を取得できるのですか？

収入がない場合でも取得できます。収入がないことの証明にもなりますので、提出ください。なお、市区町村によって名称（「所得証明書」・「課税（非課税）証明書」など）が異なります。

８．給与明細書について　

Ｑ８ー１：最近、収入範囲内でアルバイトを始めました。添付書類は何が必要ですか？

直近３ヵ月分の給与明細書コピーを提出してください。紛失などして提出できない場合は、「給与見込証明書（様式７７）」を健保組合ホームページから入手して、勤務先で証明されたものを提出してください。

Ｑ８ー２：所得証明書には、給与収入が記載されていますが、現在は働いていないので、給与明細書は提出できません。

昨年の検認以降に退職された方については、退職日がわかる書類をご提出ください。
（退職証明書のコピー・源泉徴収票のコピー・離職票のコピー・雇用保険受給資格者証のコピーなど）

Ｑ８ー３：昨年１２月の給与明細を紛失してしまいました。どうすればよいですか？

１２月分がない場合、１１月や１０月の明細書を提出頂ければ結構です。
もし前年の明細書はすべて廃棄し、現在の勤務が前年と変わりなければ、直近の給与明細書で対応します。
なおこの場合は、必ずその旨（前年の明細書は廃棄・現在も前年と勤務は変わらないこと）をメモで添えておいてください。

Ｑ８ー４：直近３月とは、具体的に何月分のことですか？

給与の支給時期などによりますが、４月～６月、５月～７月などの明細書をご提出ください。

９．住民票について

Ｑ９：世帯全員の住民票（続柄表示必要）には、調査家族以外の家族も記載されていますが、そのまま提出してもいいですか？

そのまま提出ください。

１０．年金関係について

Ｑ１０ー１：現在、両親は年金のみ受給しておりますが、なぜ年金改定通知書（または年金支払（振込）通知書）以外に所得証明書を添付する必要があるのでしょうか？

年金以外の収入額を確認させていただくためです。

Ｑ１０ー２：同居している母ですが、まだ年金を受給しておらず、収入はありません。添付書類は必要ですか？

お住まいの市区町村役場で前年度の「所得証明書」を入手ください。

Ｑ１０ー３：年金の振込通知書を紛失しました。年金証書や年金の源泉徴収票でいいですか？

年金振込（改訂）通知書以外は認められませんので、日本年金機構または最寄りの年金事務所へ再発行の依頼をしてください。
＊「年金ネット」へ登録することをおすすめします。
（http://www.nenkin.go.jp/n_net/）

その他の年金については、それぞれの年金の支払者に再交付を依頼してください。

１１．送金明細書について　

Ｑ１１ー１：私は扶養している両親と別居しており、送金を行っておりますが「銀行取引控等」が見当たりません。どのようにしたらよいでしょうか？

送金している事実を証明できる書類が必要です。送金受取側の通帳の記載面を６ヵ月間分のコピーが必要です。（だれからだれへ・いつ・いくら送金したかが明記されているもの）を提出ください。インターネットで送金している場合は、だれからだれへ・いつ・いくら送金したかが明記されている画面をプリントし、提出ください。

※送金証明書を提出できない場合、生計維持関係が確認できないため、扶養家族から外れていただきます。　再度、被扶養者として加入したい場合は、改めて書類を揃えていただき申請手続きを行ってください。

※手渡しによる送金、また、賞与時等に一括して数カ月分まとめて送金することも、継続的に生活費を負担しているとは言えないため、認められません。

Ｑ１１ー２：単身赴任の場合、送金証明書は必要ですか？

社命による単身赴任および子女の学生等の別居者は、送金証明書の添付は必要ありません。

※単身赴任とは「夫婦のいずれか片方が、社命による転勤により、遠隔地へ単身で赴任すること」を指します。

※自己都合の場合は送金証明書の添付が必要となります。

【お問い合わせ先】

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大阪府八尾市北亀井町3丁目1番72号
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