歯の健康
生涯にわたって健康な歯を維持することは、豊かな人生を送るためにとても大切です。
歯とお口の健康は、お口の中に留まらず全身の健康への影響が大きいことが明らかになってきています。むし歯や歯周病の予防と早期発見・治療のために定期的に歯科健診を受診しましょう。
歯の本数って知ってる?
私たちの歯は、親知らずの4本を 除くと28本あります。歳をとって歯が抜けるのは老化現象の1つだと思われがちですが、 歯周病とむし歯を正しく予防・治療をすれば、いくつになっても自分の歯を保つことができます。
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歯周病って知ってる?
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯ぐき(歯肉)の境目に溜まった歯垢(プラーク)の中にいる歯周病菌が、歯の周りの歯ぐきを破壊し、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。
歯周病は、30歳以上の成人の80%前後が罹っていると言われていますが、痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気づいた時には手遅れということも少なくありません。
予防の基本は、歯周病菌の巣となる歯垢をしっかり取り除くことです。デンタルフロスや歯間ブラシを活用して、 毎日の丁寧な歯みがきを心掛けましょう。
そして、定期的に歯科医院でチェックしてもらうことも大切です。
むし歯や歯周病の早期発見・早期治療に繋がることはもちろん日頃の歯みがきでは不十分なところを歯科衛生士が清掃してくれます。
ブラッシング方法などのアドバイスや指導も受けられます。
◎簡単な質問でわかる「歯周病のセルフチェック」を行いましょう。
- 歯周病のセルフチェックはこちら
2024年度 5歳刻み歯科健診
シャープ健康保険組合では、皆さまの大切な歯の健康状態をチェックしていただくために節目年齢(25~55歳の5歳刻み)の従業員を対象とした
「5歳刻み歯科健診」(自己負担なし)を実施しております。
ご自身の歯の健康状態を把握することは、とても大切です。健診対象となられた方は、ぜひこの機会にご利用ください。
【対象者】(任意受診です)
①年度末時点の満年齢が25・30・35・40・45・50・55歳の従業員
(海外勤務・休職者等は除く)
②2023年度定期健診の問診において、「食事の際に噛むことに支障がある」と回答された方※
※「歯や歯ぐき、噛み合わせなどが気になる部分があり、噛みにくいことがある」「ほどんど噛めない」と回答した従業員 (2023年度5歳刻み歯科健診対象者・海外勤務・休職者等は除く)
【健診内容】
(1)歯科医師による健診
(2)歯科衛生士による口腔衛生指導(歯ブラシ支給)
(3)歯科衛生士による口腔内清掃(必要時)
【実施方法】
集団健診:健康管理室のある事業所(葛城除く)の会議室等で実施(就業時間内)
個別健診:外部提携歯科医院で実施(就業時間外)
【健診費用】
シャープ健康保険組合が全額負担
【歯科健診委託業者】
【その他】
実施方法や実施時期については、対象者へメールにてご案内します。
ご不明点については、シャープ健康保険組合 健康づくり推進担当までご連絡ください。
2023年度 5歳刻み歯科健診の結果から
■ 歯肉の状況
2023年度の受診者1,707名のうち、歯肉の状態が正常と診断されたのは、わずか101名(5.9%)でした。
■ デンタルフロス・歯間ブラシ使用状況
問診票「歯ブラシ以外に清掃用具を使っていますか。」の質問の対して、45.1%の受診者が歯ブラシ以外使用していないことがわかりました。
歯ブラシだけでは、歯と歯の間に毛先が届きにくいため、60%程度しか汚れ(歯垢)が除去できないというデータがでています。 しかし、歯ブラシと併せてデンタルフロスや歯間ブラシを使うと80%程度は歯垢を除去できるため、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
毎日の歯みがきに、デンタルフロスや歯間ブラシも取り入れて健康な歯を保ちましょう。
関連リンク
お口と歯の健康最前線 使いこなせてますか?「歯間清掃具」|お口と全身の健康を学べるWebマガジン|日本歯科医師会 (jda.or.jp)